名古屋が通勤圏内の三重県内の土地を探すなら、不動産会社だけでなく、工務店にも注目しましょう。
注文住宅を取り扱っている工務店は、地主との信頼関係を構築している場合が多く、地主から直接に土地を売ってもらえる場合もあります。不動産会社を仲介しないので、仲介手数料を節約できます。仲介手数料は節約できますが、不動産登記手続きでは司法書士に依頼しますので、手数料は発生します。司法書士は地主の縁者であったり、工務店と業務提携している場合が多いです。
注文住宅を新築する土地は、工務店に探してもらったほうが安全面で確実です。集成材を使用した一戸建ては軽量化されていますが、天然無垢材の一戸建ては重量があります。重量のある一戸建てを新築しても、地盤が沈下しないように確認しておく必要があります。土地だけを不動産会社で購入してしまうと、地盤調査の確認ができない場合もあります。一戸建てを新築するためには地盤調査が必要になりますが、土地物件としての売買では地盤調査を行っていなくても取引できるからです。工務店が紹介してくれる土地ならば、どのような土地であっても、これから一戸建てを新築する工務店が責任を持って地盤調査を実施してくれます。正確には工務店が連携している地盤調査士が担当します。地盤改良工事の施工業者と連携していれば、地盤対策もスムーズです。
注文住宅の工務店だからといって、すべてを工務店が行なうとは限りません。必要に応じて、必要な資格のある人と協力し合い、必要な技術のある業者と連携して、住まい作りを実行してくれます。名古屋への利便性が高い地域は、長良川などの河川流域の地盤が弱い土地が多いです。鈴鹿川の流域のほうが礫質層が多く、地盤は強い傾向にあります。注目したいのは、地盤の強弱ではなく、地盤対策の工事内容です。適切な工事を正確に施工すれば、安心して暮らせる土地に仕上がります。工務店が土地探しで気にするのは、本当に地盤を改良できるかどうかです。地盤を改良できれば問題なく新築できます。例外的に地域全体の地盤が粘土質が地中深くまで達していると、部分的に敷地だけを単独で地盤強化したとしても、周辺環境の影響は継続してしまいます。水害の可能性も高くなるからです。地盤強化工事を施工した場合の完成度を工務店が推測して、工務店が大丈夫だと判断してくれれば安全な住まいに仕上がります。
工務店に土地探しをしてもらうと、物件としてだけでなく、安全性や快適度まで配慮しながら土地を選んでもらえます。